読書録:2024年3月

・ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒

いやまじで良すぎたんだけど……。まじで良すぎた。泣いてる。橘と浅葉の関係値、そんなん好きに決まっててまじキレそう;;なんか、わたしが一番求めてるものってこれだよ……になった。恋じゃない、愛とも恥ずかしくて呼べない、でも信頼してるし、関係を続けていきたいと思う、壊れるのが怖いと思う、けれど振り切ってしまいたくないと思う、そういう……そういうの好きすぎて泣いてる。橘がさー、美形トラウマ持ち不眠生真面目男なんだけど……まじで、あの、はい。経済状況とか家庭環境とかも含めて根っからの陰で育ってきた人が、根っからの陽(ナチュラルに実家太い)の浅葉先生に救われていくのがちやばすぎてほんと。付き合ったらとか考えるの最悪だけど絶対この後付き合ってほしい絶対。自分の矜持を台無しにするのが自分の煩悩なのクソすぎるけど!!浅葉×橘で頼む個人的には美形×平凡が好みだがこの場合橘は鬼幸薄いので問題なしっていやなんの話ですし……。否定で生きてきた人間が肯定で生きてきた人間に凪ぐように救われる瞬間それ自体も、その芽吹きみたいなのもほんと好きすぎて、橘が不眠で体調不良に陥ったのを自分を大切にしろと半ば叱るようにしながら介抱してチェロを聞かせるシーンと、2人で飲みに行くシーン、まじ、永久に、好きだと思う。扉を開けて橘を迎え入れた浅葉先生が、橘を閉め出してしまうけれど、最後に橘がその扉をノックしに行くのやばすぎるよ。泣 今年……てか今年度括りになっちゃうけど、今年度読んだ中で好き関係値描かれてる本は「光のとこにいてね」だけかと思ってたところにギリギリでこの本が滑り込み強烈ランクインしてきたの腹痛くなるくらい最高。図書館で借りて読んだやつだから絶対手元に置く。何があっても買う。はーーーーよすぎる……。(3/13:購入して手元に置いた。紙の本がこの手元にあるってほんとに嬉しい。)

 

・赤と青とエスキース/青山美智子

1章が超好きで……レイとブーとの関係値がまじでよすぎて。なんか、「終わるってわかってたら傷つかないんじゃないか」って予防線を引いて人を愛することの無謀さというか、そういうユメショをおれも書いたことがあります。とかなって……wwwwまじそういう話じゃなさすぎるけどさ。同じ土俵に立つなすぎるけどさ!!あと3章もさ、好きです。タカシマとの対談ならやるって言ったらしい砂川という時点で正直矢印の予感はしてたんだけど、描かれるタカシマ視点の砂川があんまり愛想のないやつだったから情がないやつみたいに見えてきてそわそわしてて、でも最後に「こういうことでもないとぼく、自分からタカシマさんに会いたいとか言えないから」とか言い出したのはまじでおい!!!!!!!!!て声出た。聞いてねえよ聞いてたけど聞いてないそういうの聞いてないですが!?!?いや聞いてたけど……「タカシマさんは努力の人です」とか言い出したのもほんまこいつ何?てなったけど……。てか最終章とエピローグで全部の伏線回収してくの良すぎだろうよ……。茜(レイ)と蒼(ブー)の関係をジャックジャクソン視点で語るパートで終わるのあんまり良すぎてどうしようってなった。なんかさ、あの、離別厨すぎるって言われたらそうなんだけど笑、ねえこれもしかして人死んだりとかしないよね……?って途中からずっと不安だったけど笑(お前だけだよ)、普通に人死ななくてよかった。

 

色々あった3月だったけど無事2冊読めてよかった!4月も2冊は読みたい!